オススメ!冬の香川名物しっぽくうどん 駅うどん@茨城県牛久市 [ 牛久市]
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昨年末、牛久東口にあるうどん店でランチしました。
「駅うどん」さん。⇒Instagram:@eki.udon.ushiku
最終営業日の12月30日にやってきました。
お店の前に新メニューがいろいろ紹介されています。
(駅うどん公式インスタ記事より)
新メニュー・しっぽくうどんは、香川県で冬に食べる名物郷土料理です。
「しっぽくうどん」は、香川県の冬の郷土料理。根菜や油揚げ鶏肉を煮干しの出汁で煮た汁をうどんにかけたものです。
カッコ書きで「けんちん」とも書いてあります。
「けんちん汁」は精進料理なので本来は肉を入れません。しかし現在では肉を使うため、「けんちんうどん」と「しっぽくうどん」の違いはなくなってます。
「けんちんうどん」は茨城県の郷土料理ですね!
しかし茨城のけんちんうどんと香川のしっぽくうどんは、汁が全然違います!
そんなしっぽくうどんは土日限定提供。
最終営業日が土曜日だったので、これを目当てにやって来ました。
※「しっぽくうどん」の由来については、記事の最後にご紹介します。
店内は満員状態で、店主さんもビックリ。
最終営業日は14時まで!というので、お客さんが大挙してやって来たのでしょうか。
茨城県牛久市グルメ*コラティさんの記事のせいかも。
新メニューのしっぽくうどんありました。
※「しっぽくうどん」の由来については、記事の最後にご紹介します。
◆しっぽくうどん
セルフでおろし生姜と天かすをたっぷりと。
昆布をメインに鰹節や煮干しの出汁に薄口醤油という関西風の汁で、いろんな野菜と鶏肉を煮てある。
ただでさえ美味しい汁に、野菜の旨みが溶け出して、とっても美味しい。
このおつゆ、超オイシぃ!超オイシイぃ!(VIVANのドラム風に)
いつもと同じモチモチうどん。
旨みの強い汁を絡めて、いつもよりもさらに美味しい。
レンコンの天ぷらは、年末の特別サービス品。
シャキシャキして美味しい。
鶏肉が入っています。
出汁を吸い込んだ大根。
ニンジン。
ブナシメジ。
揚げやゴボウも入ってます。
天かすをたっぷり。
汁を吸った天かすがまた旨い。( ^∇^)
トッピングで汁を味変するのも美味しい。
しかし、しっぽくうどんは汁本来の味を変えずに野菜の旨みがプラス。
それが超オイシイ!
香川では冬に食べられるしっぽくうどん。オススメです。
ごちそうさまでした。
最後に「しっぽくうどん」の由来について簡単に。
wikipediaには書かれていなく、そばの散歩道「しっぽく」を参考にしました。
「しっぽくうどん」の「しっぽく」の由来は、長崎の「卓袱料理」の「卓袱」(しっぽく)だとされています。
卓袱料理は、円卓を囲んで大皿に盛られた料理を自由に食べる長崎発祥の宴会料理のこと。日本料理のように各自の膳ではなく、テーブル(卓)に料理を載せて食事するのが特徴です。
「卓袱」の「卓」はテーブル、「袱」はふろしき・クロスの意味で、「卓袱」とは「中国風の食卓を覆う布」=テーブルクロスのことで、それが転じて「食卓」のことを指します。
江戸時代の元禄年間(1688~1704年)に、長崎に伝わった南蛮料理や中国料理にアレンジが加えられて日本料理化され、長崎独自に変化したのが卓袱料理です。
その卓袱料理が、享保期(1716~36年)に京都に移植され、さらに大坂や畿内に広まったそうです。それに影響されて、京坂のうどん屋が「しっぽくうどん」を売り出し、それが瀬戸内海を渡って香川の「しっぽくうどん」になったと考えられます。
今でも京都の郷土料理に「しっぽくうどん」があります。
さらに、延享期(1744~48年)から寛延期(1748~1751年)に江戸で「しっぽくそば」が生まれました。京阪の「しっぽくうどん」が江戸に伝わったと考えられます。
「しっぽくそば」は、江戸落語の「時そば」にも登場しますよ。
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