SSブログ

隠れ家喫茶店に幻のコーヒーがあった 爛柯@茨城県牛久市 [  牛久市]

P1130625

 

 

昨日の「とみさんち」の記事で、ネットで存在確認以上の情報が無い喫茶店がある、と書きました。そんな知る人のみ知る、隠れ家の喫茶店へ行きました。

場所は牛久市新地。

P1130302
三日月橋を渡り、「たまやボート」の看板が指す左へ。

なお、この看板脇の道を直進すると、牛久城の支城の1つだった東林寺城跡に行けます。
そこは牛久沼の展望スポットにもなってますよ。   
⇒過去記事:牛久市観光アヤメ園至近の知られざる観光スポット

P1130301
ミラーの脇にある「爛柯」の小さな看板が指す右方向へ道なりに進みます。

P1130298
道の右側2軒目。奥まった住宅が目指すお店。
手前が駐車場です。

P1130299
大正時代に建築された古民家。

P1130677
「爛柯」(らんか)さん。

【喫茶 軽食】だけでなく【囲碁 ギャラリー】もあるお店。
ここは碁会所と喫茶店との囲碁喫茶です。
店名の「爛柯」という言葉の意味は、のちほど。

P1130300
建物の向かって左側に玄関があります。

現在、囲碁会は毎週水・土・日に開催。そのときには囲碁をする方々がたくさん集まるそうです。
それ以外の日にも営業していて、営業時間は昼間のみ。
ドアが開いていれば営業中です。

お店にいらしゃるのはご高齢のママさんだけ。
囲碁会があるとき以外は自宅にいることもあります。

P1130645
そんなときは向かい建つ自宅(野島宅)に呼びに来てほしい、とのことです。

P1130622
店内は、太い梁が露出する古民家。

P1130615
左手にカウンター席。

P1130614
右手にテーブル席。

P1130616
奥には碁盤が並ぶ囲碁エリアがあります。

P1130612
お店をオープンしたのは平成8年(1996年)
囲碁歴50年のご主人が碁会所と喫茶店との囲碁喫茶を開店し、奥様が喫茶担当をされました。

ここで30年近く継続する喫茶店です。
なのにネット情報が皆無というのは、まさに隠れ家ですね。

実は、とんちゃんは以前に来たことがあるんです。
ご主人がご健在で、囲碁をされる方々が大勢いて、紫煙もすごかった。
そんな経験があります。

P1130641
店名の「爛柯」の意味について書いた小さなカード。
結論だけ言うと、囲碁にふけって時の経つのを忘れること、そこから「囲碁」のことを「爛柯」といいます。

P1130618
手書きメニューには、コーヒーなどのドリンク。
ケーキもあります。

P1130617
食事は、ビーフカレーとエビピラフはあるけど、ナポリタンは面倒だからやってない、だって。
基本は囲碁をしに来る人向けで、簡単に作れるカレーとピラフに絞ったようです。

シフォンケーキや味噌まんじゅうは予約注文。

P1130642
シフォンケーキの写真があります。

味噌まんじゅうは、先日、「とみさんち」でいただきました。
⇒過去記事:コーヒーは饅頭に合う

 

ところで手書きメニューの文字がとても綺麗なことに気づかれたでしょうか。
ママさんは、書道の先生なんです。
長らく書道教室を開催され、閉店した西武筑波で「のし紙」に専業で文字を書くアルバイトもされていました。

ということで、カレーコーヒーをオーダーしました。 

P1130623
◆ビーフカレー
作り置きしてあるカレーを電子レンジで温めて提供してくれます。

P1130625
しっかり煮込まれているカレー。

P1130628
辛さやスパイシーさがないけど、ルーが美味しい
カレー風味のビーフシチューをライスにかけた、みたいな感じのビーフカレーです。

そしてライスの量が意外に多くて、さらにカレーの量も多い。
確認してませんが、大盛り無料と思います。

P1130633
◆コーヒー
オーダーを受けてから豆を挽きハンドドリップで淹れた、本格的なコーヒーです。

そして深煎りだけどソフトな味
酸味、苦味、甘味、コクのバランスがいいとても美味しいコーヒーです。
ちょっとビックリしました。

P1130644
カウンターの奥に「トアルコトラジャ」の缶がある。
キーコーヒーのスペシャリティコーヒー
かつて「幻のコーヒー」と言われた、インドネシアのスラウェシ島(セレベス島)トラジャ地方で栽培されるコーヒー。

とんちゃん宅で使っているカルディのコーヒー豆は200g1000円しないけど、トアルコトラジャは2000円近くするもんね。
それは美味しいわけだ。

 

ママさんといろいろお話し。
先日、「とみさんち」で味噌まんじゅうをいただいたら、美味しかった、とお話し。
そしたら、1つ余っているからどうぞ、とサービスで出してくれました。

P1130620
◆みそまんじゅう
これは持ち帰って、カミサンにあげました。
どんな中身かは、過去記事をご覧ください。
⇒過去記事:コーヒーは饅頭に合う

 

P1130637
お店の奥にある「ぎゃらりぃ」
いまは物置になっているけど、と言いながら中を見せてくれました。

P1130631
水墨画が並んでいます。よく分らないけど、美しい。

 

ママさんは、水墨画も描いていて、個展を開くほどだったそうです。
いまあるのは売れ残ったものだけ、なんて言ってます。

P1130635
店内には、写真家が撮った1960年頃の三日月橋周辺の写真が飾ってあります。

P1130634
三日月公民館から撮った写真。「三日月橋」が出来る前の様子。
四角い島のように見えるのが「浮田」(うきた)と呼ばれる掘り上げ田。
稲荷川の中に泥を盛って作った田で、その間を小舟で渡りながら稲作業をしていたんです。

美味しいコーヒーがいただける隠れ家喫茶店。
碁会が開かれる水・土日はお客さんが多いらしい。
喫煙率が高いみたいなので、嫌煙家はその日は敬遠した方がいいですね。

ごちそうさまでした。

食べログ: 爛柯

関連ランキング:カフェ | 牛久駅龍ケ崎市駅佐貫駅


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント