鶏と醤油の旨みだけ、淡麗鶏醤油ラーメン 麺処 ふくすけ@茨城県牛久市 [ 牛久市]
牛久駅西口にあるラーメン店へ。
「麺処 ふくすけ」さん。⇒Instagram:@men_fukusuke
2023年11月8日にオープンしたラーメン専門店です。
【菅野製麺所特製】の看板を掲げるお店。
月曜日が定休日、日曜はランチタイムのみ営業。
駐車場はお店の向かいに1台分(7番)のみ。
コインパーキング利用の場合は駐車券や領収書提示で100円もらえます。
ラーメンの説明が書いてありますけど、それはまた後ほど。
店内はL字カウンターに7席という小さなお店。順番待ち用の椅子もあります。
お店はご主人と奥様の2人体制で営業されています。
ご主人は、「茨城大勝軒」各店で10年以上修業され、「麺ゃ こもん」の店長をされた後に独立されたそうです。
お冷はセルフサービスで。
初めてだったとんちゃんに、客が少なかったせいもあって、奥様がお冷を入れて運んで来てくれました。
オーダーは食券方式。
メニューは、淡麗鶏の醤油と塩、中華そばの醤油と塩、つけ麺、煮干し(ラーメン)。それぞれ味玉つき、特製があります。
日替わりのまかない丼300円、今日はマヨチャーシュー丼。
鶏油丼はライス150円のアレンジ。
麺類の大盛150円。
「和え玉」300円がある。今日は、焦がしねぎと鰹節の和え玉と煮干しの和え玉。
和え玉とは、博多ラーメン(正確には長浜ラーメン)の「替え玉」の進化形で、麺にタレや具を加えてある。つくば市の「煮干し中華ソバ イチカワ」が発祥と言われています。
学生は味玉または大盛りのサービスがあります。
ラーメンメニュー、どれにするか迷ってしまう。
こういう場合はお店イチオシの「左上」を選ぶ、というのがルール。
でもトッピングが多い「特製」は避けて、デフォルトの「淡麗鶏醤油」にしました。
薬味の中に一味唐辛子を発見。
かつて味噌味のつけ麺があったからかな。いずれにしろ一味があるのはウレシイな。
黒い皿に載ったラーメン丼で登場。
◆淡麗鶏醤油
油玉がビッシリと浮かんだ醤油スープにシャーシュー、メンマ、ネギがトッピング。
入口のドアに淡麗鶏の説明がありました。
奥久慈しゃもとつくば茜鶏の清湯スープに柴沼醤油2種類をブレンドしたタレを合わせているそうです。
「奥久慈しゃも」は地鶏の1種。
漢字で「軍鶏」と書く「しゃも」は、江戸時代にシャム(現在のタイ)から輸入されたと伝えられる闘鶏用のニワトリ。その「しゃも」のオスに、「名古屋コーチン」と「ロードアイランドレッド」を交配したメスを交配させた、地鶏(在来種の血統が50%以上)が「奥久慈しゃも」。
大子町の「農事組合法人奥久慈しゃも生産組合」(16戸)が生産しています。
1988年には「全国特殊鶏(地鶏)味の品評会」で第1位に選ばれ、2018年には鶏としては日本で初めて「地理的表示(GI)保護制度」に登録されました。
「つくば茜鶏」は銘柄鶏の1種。
つくば茜鶏は、エスファクトリー千葉(株)(2023年5月までは(株)つくば鶏)が、筑波山付近の直営農場と3か所の契約農場で生産するフランス産のレッドブロー種(赤鶏)の銘柄鶏。一般のブロイラーの飼育期間が50日前後なのに対し、開放鶏舎で70日間平飼いする。動物性たんぱく(肉骨粉、魚粉)、動物性油脂を使わず純植物性飼料で育成し、かつ抗生物質や抗菌剤を使わない特別飼育鶏。肉のきめが細かく、旨いがあり香りもよいとのこと。
スープは透明な清湯スープ。
レンゲが透明なプラスチック製だから、透き通ったスープの透明感を際立たせます。
出汁は2種類の鶏だけを使った清湯スープ、タレは柴沼醤油2種類をブレンドしたものという鶏と醤油の旨みだけで作り上げた実にシンプルなスープ。
そこに鶏油(チーユ)をたっぷりかけてある。
シンプルだけど鶏の旨みがしっかり味わえる。
そして醤油だけのタレが生み出す角の無い旨みもいい。
麺は、菅野製麺所製のストレートな細麺。
中加水麺みたいでしなやかな腰があって、スープを絡めます。
トッピングのシャーシューは、豚、鶏、ほぐし鶏の3種類。
鶏ほぐしチャーシュー。
スープが浸みて美味しい。
肩ロースの豚チャーシューは、ラーメンで一般的な煮豚ではなく、叉焼窯に吊るして作る本来の叉焼です。煮ないから肉の旨みが凝縮されている。
しかも叉焼を燻製してあるから、スモーキーさもある。
鶏チャーシューは低温加熱したもので、柔らかくてシットリ。
メンマは太くてサックリした食感がいい。
ネギは厚切りで、生ではなく油通ししてあってネギの甘味が味わえる。いい仕事してますね。
とても美味しいラーメンでした。
好みから言うと鶏油は少し少なめがいいかな。
麺量が少なめなので、大盛りにするか、和え玉やまかない丼もオーダーした方がいいみたいです。
淡麗鶏の醤油ラーメンは醤油だけの無化調になっていますが、塩ラーメンは化調を加えてあって、鶏油が醤油より少な目だそうです。
淡麗鶏のスープは2種の鶏だけだけど、中華そばのスープは豚など他のものも加えた全く別のスープですって。
それぞれ味わってみたいです。
スープを2種類(淡麗鶏と中華そば)作って、チャーシューも2種類作るのは大変ですね、って話したら、チャーシューづくりは奥様の担当だそうで、まさに夫婦二人三脚でのラーメンづくりです。
ごちそうさまでした。
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