四川のソウルフード・燃麺 これ食べなきゃ! 担担麺ロシュー@茨城県つくば市 [ つくば市]
つくば市にオープンした四川の麺専門店へ再訪。
「担担麺ロシュー」さん。
11月2日オープンしたお店で、初日1番に入店しました。⇒過去記事:オープン!四川の麺専門店
ここは、ガチな四川料理店「麻辣十食」さんの姉妹店。⇒麻辣十食 X(twitter):@malajyuusyoku
店名の「ロシュー」は、女性オーナー孫麗さんの出身地、四川省南部の瀘州市に因んだものです。
ここは「四川の麺専門店」を掲げています。
四川の麺料理というと、日本では「担担麺」が有名ですが、しかし四川にはもっと色んな麺料理がある。
その中でもお店イチオシは、四川のソウルフード「燃麺」です。
お店に入ると店主の孫麗さんがいたので、ご挨拶。
今日は、ロシュー麺を四川の辛さで食べるね!と伝えました。
店内は、厨房に向かったカウンターが6席。
以前のテーブル2卓は、中央に衝立を立てた対面カウンター10席に変更されてます。奥の半個室にテーブルが2卓あります。
オーダーはスマホから。
会計は、QRコードをレジに持っていく方式に変更されました。
メニューが少し変わりました。
【担担麺】
汁なし担担麺、ロシュー汁なし担担麺。
汁ありの、紅・担担麺、白・担担麺。白・和え玉、赤・和え玉は「替え玉」の誤記だね。
ここでメニューにある「担担麺」の説明をば。
まず、「担担麺」というと、日本では「汁あり」が普通だけど、中国の担々麺は「汁なし」だ、というのが基本。
・汁なし麺
汁なし担担麺:芝麻醤や胡麻ダレ入りの担担麺。
ロシュー汁なし担担麺:中国の「燃麺」(ランミェン)。四川で一般的な汁なし麺。
・汁あり麺
紅・担担麺:中国の「紅湯雑醤麺」。「雑醤麺」は豚肉入りのまぜ麺のこと。「紅湯」は辣油のことで、辣油入り汁あり雑醤麺。日本人向けに芝麻醤を使っている。
白・担担麺:中国の「白湯豌雑麺」。煮込んだ豌豆(エンドウ豆)をトッピングした「白湯」の汁あり雑醤麺。日本人向けに芝麻醤を使っている。
担担麺だけじゃなく、燃麺、雑醤麺という麺料理があるから「四川の麺専門店」なんです。
そして燃麺こそが四川のソウルフードの汁なし麺なのです。
日本では担担麺に芝麻醤が必須と思われている。
しかし中国では、担担麺に芝麻醤は必須じゃなく、燃麺や雑醤麺には芝麻醤を使わない。
しかしこのお店では、日本人が馴染みやすい味にするため、担担麺にも雑醤麺にも芝麻醤を入れています。
でもソウルフードの燃麺には芝麻醤を使わない。
だからこの店で、ガチの四川麺は燃麺です。
【ご飯】メニューが登場。
本番麻婆丼(本場麻婆丼のことだね)、麻辣タコライス、温泉玉子かけご飯、白ご飯。
【トッピング】
特大水餃子は、16日までサービスでした。
ミンチ肉増し、味付き玉子、温泉玉子。
エントウ豆、芽菜、白ネギ、水菜増し、ピーナッツ。
辛さ追加、痺れ追加。
【お土産】
漢源紅花椒ホール、青花椒パウダー、激辛パウダー、3点セット。
お土産の花椒、唐辛子はレジ脇に置いてあります。
花椒には紅花椒(赤花椒)と青花椒があります。赤花椒は、熟した果実を乾燥させたもので痺れが強い、青花椒は熟す前の果実を乾燥させたもので痺れは弱くフレッシュな香りがする。
そして漢源花椒は痺れと香りが強い高級品だそうです。
担担麺ロシューの唐辛子は、数種類の唐辛子を使い分けています。激辛パウダーはそのミックスですね。
さて今回は、四川のソウルフード・燃麺、メニューではロシュー汁なし担担麺を四川の辛さで食べるぞ!と思って来ました。
店員さんに「辛くしてほしい」と言ったら、トッピングで追加してくださいと言われた。
なので、ロシュー汁なし担担麺に辛さ追加、痺れ追加をチョイス。
さらに白ご飯も追加です。
◆ロシュー汁なし担担麺
デフォルトでスープがついてます。白飯は追加。
小さな油玉がいっぱい浮かんだスープ。
濃い鶏ガラスープです。これは残しておいて最後にいただきましょう。
ロシュー汁なし担担麺・辛さ痺れ追加。
トッピングは、そぼろ肉、ピーナッツ、白ゴマ、青ネギ。
前回よりピーナッツや白ゴマの量が増えてます。
追加の唐辛子と花椒はどこにあるのか?わからん。
黒っぽいのが芽菜(ヤーツァイ)。
芽菜は、乾燥させた青菜の芽を五香粉と塩で漬け込んで発酵させたもの。担担麺などにも必須の食材です。
しかし日本では入手しにくいので、他店ではほとんど使われていません。
さっきも書いたけど、四川では「燃麺」(ランミェン)と呼ばれる料理です。
麺をたっぷりの油で和えてあるので、油に火が付きそうというので「燃麺」という名がついたとか。
日本流にいうと「油そば」ですね。
油をからめた麺の下には辣油や特製の醤油ダレがある。
食べる前に、全体をよーく混ぜます。
細麺にタレや香辛料が絡んでるよ。
モチっとした細麺。
特製醤油ダレの味、舌がピリピリする花椒の痺れ(麻味)、そして唐辛子の辛さ(辣味)が来ます。
しっかり麻辣で美味しいぞ。
しかしもう少し辛さが欲しいので・・・
自家製辣油をかける。
容器の7割くらいは唐辛子で満たされてます。
唐辛子をすくってかける。
汁なし麺の食べ方について、前回訪問時に店主さんに言われた。
日本人は麺ばかり食べるのよね、中国人は具の方をよく食べるのよ、と。
だからスプーンで具材をすくって食べます。
しかし、あえて具材をいっぱい残す。
なぜかって?
ここで白飯の登場ですから。
追い飯!
これは、日本人独自の食べ方なんですよ。
でも、店主さんも好きだってさ。
しっかり混ぜて麻辣飯。
これ絶対に旨いよね。
辣油も追加。
麻辣味で旨い。
オーダー時に「特大水餃子0円」をチョイスしなかったせいか、水餃子が出て来なかったので、お願いしました。
◆特大水餃子
今回はゆで汁とともに出されました。
しかも前回より大きな水餃子です。
何もかけすに、そのままいただいたけど、それでも美味しい。
皮がもっちりして、食べるとスープが溢れます。
今回は、唐辛子と花椒を追加していただきました。
でも普通の日本人には食べられない麻辣度だと思うので、推奨しません。
麻辣レベルを調整できるようにしたい、と店主さんが言ってましたので、それを待った方がいいでしょう。
ガチの四川料理いいね。
ロシューさんもいいし、麻辣十色さんにも再訪したいな。
ごちそうさまでした。
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