【閉店】本格仕様の北インド定食・ターリー ジャドプール@北海道札幌市 [ 北海道]
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8月に北海道へ帰省したときのこと。
息子が一足先に牛久へ帰ったので、カミサンと二人でランチデート。
本格的なインドカレー店へ行きました。
住宅街の中にある、白亜の一軒家。
「Jhad Pul」(ジャドプール)さん。 ⇒Instagram: @jhadpul
看板に【Pure North & South Indian Cuisine】。
「生粋の南北インド料理」という意味で、徹底的に探究した南北インド料理ということらしい。今流に俗っぽくいうと、ガチの北インドと南インドの料理ってところかな。
ちなみに店名は、店主がお世話になったインド人の名前だそうです。
(⇒お店のfacebook「店主の独り言-5」)
日本で広まっているインド料理=北インド料理だけでなく南インド料理の両方がガチにある、という稀有なお店。
帰省するたびに、行きたいなぁ・・と思いつつ、なかなか行けなかったお店。
ところが9月で閉店する、とインスタで告知が!
今回を逃したらもう訪問できない!ってんでカミサンとやってきました。
※このお店は閉店しましたが、シェフが別のお店に移ったので、そこで同じ味をいただけるようです。詳しくは記事の最後で。
閉店を惜しんでたくさんの客が来ていました。
順番が来るまで外で待ち、その後、店内へ、そして席に案内されます。
アンティークな家具が雰囲気を盛り上げます。
お水はインド式のステンレス製ポットとコップで。
お店の料理のコンセプトが書いてある。
あまりにガチすぎたので、ディープなインド料理好き向けの「レギュラー」と万人受けする「ライト」を提供するように方向転換したそうです。
メニューには北インド料理と南インド料理があります。
北インドカレーのランチ。
メインのカレーは4種から選びます。
パンジャブチキン:スパイシーなパンジャブ流チキンカレー。
ムルギマッカニー:辛くないバターチキンカレー。
マトンローガンジュシュ:スパイシーなマトンカレー。
ベジコーラプリ:コーラプリ流トマト野菜カレー。
北インド定食のライトターリー。
本格北インド定食のレギュラーターリー。
デラックスターリーは中止。
ぶっかけメシ。ディープな客に人気だったようです。
南インドの定食、基本のミールスは数量限定。
ミールスの食べ方指南。
これくらい書いてあると初心者は食べないね。
興味本位でオーダーして残されるより、その方がいいね。
単品料理。
単品のカレーやナン・ライス。
キッズプレート。
ドリンクは、ワイン、ビール、チャイなど。
さて、オーダー。
カミサンは北インドカレーのランチに。
メインカレーはパンジャブチキンをチョイス、ドリンクはラッシーで。
とんちゃんは南インドのミールスが食べたかった。
でも、南インド料理担当のシェフが不在でミールスが作れないそうです。
なので北インドのレギュラーターリーに。
メインカレーはマトンローガンジョシュをチョイス、ドリンクはマサラチャイで。
メニュー脇にボックス。
そこにカトラリーが入ってた。
◆北インドカレーのランチ
カミサンのチョイス。
ステンレス製の大皿(ターリー)に盛られているのは、メインのパンジャブチキンカレーとサブの北インドのダルカレー(豆カレー)、そして焼きたてのナン。
パンジャブチキンカレー。
パンジャブ地方はインド北西部からパキスタン北東部にまたがる地域。パンジャブ料理は北インド料理の代表で、乳製品と多数のスパイスを使ったカレーです。
優しい味だけどとてもスパイシーなチキンカレーです。そして辛さもある。
同じパンジャブ料理であるムルギマッカニー(バターチキン)とは違って、辛くてスパイシー。
豆カレーとスパイシーカレーが好きなカミサンが喜んでくれました。good!
◆レギュラーターリー
とんちゃんのチョイス。
ターリーに盛られた料理と焼きたてのナン。
焼きたてのナンが1枚。 ギーが光っています。
ステンレス製のターリーに盛られている料理たち。
左上からメインのマトンローガンジョシュー、ダルカレー、クチュンバルサラダ(生野菜のサラダ)、ライタ(ヨーグルトのサラダ)、自家製ミントチャトニ、自家製トマトチャトニ、バスマティライス、アチャール(インドの漬物)、中央にチキンティッカとサブジ(北インドの野菜炒め)。
マトンローガンジョシュカレー。
とてもスパイシーなマトンカレー。
「かなり辛い」とメニューに書いてあったとおり、確かに辛い。
でも、こんくらいが、ちょうどいい辛さですね。
マトンが美味しい。ラムじゃなくマトンってところがいい。
写真は手食していますけど、手洗い場が2階になく、食後の手洗いが面倒そうなので、スプーンで食べることにしました。
ダルカレー。まったりしていて優しくスパイシー。
クチュンバルは生野菜のサラダ。
キュウリ、タマネギ、トマトなどのサラダ。塩、レモン、スパイス味のシンプルなサラダ。
日本のインド料理店では、千切りキャベツにオレンジ色のニンジンドレッシングがかかったサラダが定番。でもあれは、日本人向けに誰かが発明したもので、インドでは食べない。
チキンティッカとサブジ。
チキンティッカ。
骨なしの鶏肉をヨーグルトやスパイスでマリネして串に刺し、タンドール窯で焼いたもの。パンジャブ料理の1つです。スパイシーで美味しい。
ちなみに骨付き肉を使ったものはタンドリーチキン。
サブジという野菜の炒め煮。唐辛子が入っていてちょいピリ辛。
「サブジ」はヒンディー語で「野菜」(単数)のことだそうです。
ニンジンのアチャール。アチャールはインドの漬物(ピクルス)のことです。
自家製のミントチャトニ(右)とトマトチャトニ(左)。
トマトチャトニは辛く、ミントチャトニは爽やかです。
どう食べるのがいいのか、いまだによくわからないけど、味のアクセントや箸休めにいただきます。
バスマティライス。
ライスにダルカレーをかけたりして食べる。
マトンカレーをかけるとスパイシーさがぐっと増します。
ライスとダルはお替り可能。 セルフでお替りします。
なのでライスとダルをいただきました。
これだけでも十分美味しいから何杯でも食べたい。
でも、「食べ過ぎないでね!」というカミサンの警告で、1杯だけに。
ライタはヨーグルトのサラダ。ヨーグルトだけじゃなく中に野菜が入ってる。
最後にライタをライスにかけて、ヨーグルトライス。
口の中がサッパリして美味しい。ラッシーは不要です。
カミサンのドリンクはラッシー。
とんちゃんはマサラチャイ。
ステンレス製のコップがメチャクチャ熱くて、フーフーして冷めましつつ飲みました。
非常に美味しかった。
もっと早くに来ればよかったな。
でも、とんちゃんがこの手の料理に目覚めたのは最近だから、しかたないかな。
ごちそうさまでした。
この店は惜しくも閉店しました。
しかし、シェフのミランさんが新店に移り、ここと同様な料理も提供されているらしい。
「ネパールカレーRaja」さん⇒Instagram:@raja.sapporo
次回はそこに行くぞ。
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